「エレベータートーク」はご存知でしょうか?「知っている」と答えたのは男性のビジネスマンの方が多いかもしれません。もともとビジネスの場面で使用される「トークテクニック」のひとつです。
エレベータートークとは、要するにエレベーターに「乗り合わせた数分」の間にかわす会話の事です。実はある起業家が、偶然そこにいて同じエレベーターに乗り合わせた風に装い、そこでの数分の間に投資家にアピールし、最終的にスポンサーとなってもらったというエピソードからきているのだとか。
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婚活パーティーも「エレベータートーク」で成功するかも!
このエレベータートーク、婚活パーティーの「男女の出逢いの場面」でも活用できそうですよね。そもそも婚活パーティーの基本とも言うべき、1対1のトークタイム、あれもだいたい1〜2分程度のごく短いものです。この最初の時間帯にしっかり自分を相手に印象づけることができれば、次のフリータイムにもつながっていきます。
婚活パーティー用エレベータートークのポイントは
- 短時間で自分を印象づけるトーク
- 記憶に残るキーワードを使う
- わざとらしさがない「自然体」
- 「売り込もう」ではなく「知ってもらいたい」スタンスで
婚活パーティーでは1対1のトークタイム以外でも、フリータイムにしても相手と1時間も2時間も話し込めるわけではありません。せいぜいが15分程度でしょう。この持ち時間で、相手に自分のことを全てわかってもらうのは無理がありますし、また相手の事を完全に理解できるはずもありません。
大切なのは「この人っていい感じだな、もっとこの人と話してみたい」と次へつなげていく事です。それには、まず相手の記憶にしっかりと自分を刻みこむことが必要です。エレベータートーク慣れをしているビジネスマンなら、わずかな時間の中で名刺を渡す以上に自分を相手に覚えてもらうというテクニックを身につけています。同じように、婚活パーティーでも異性に覚えてもらえるような会話を心がけましょう。
記憶に残りやすいのは、わかりやすく、なおかつちょっと「あれ?」「へぇ〜」と思うようなキーワードです。具体的な例をあげてみましょう。
キーワードの具体例
Aさん「私の趣味は料理です。和食も中華も得意だし、エスニック料理もします。」
Bさん「料理をするのが好きで、最近はモロッコ料理に凝ってるんです。」
Bさんも実際には和食も中華も得意だとしても、漠然と「何でも得意」と言うよりも、「モロッコ料理」という言葉のほうが「へぇ〜」と相手の印象に残りやすいですよね。「モロッコ料理ってどんなもの?」と相手も自然と問い返し、会話がスタートしやすくなります。
しかし、ココで大切なのは、このモロッコ料理もいかにも「何とか他の女性と差別化できるように」ととってつけて会話の中にいれても不自然だという事です。ビジネスなら時には売り込む意識が全面に出ていてもそれを良しとする場面もあります。でも婚活ではやりすぎは厳禁。実際にモロッコ料理なんか作った事がないなら、得意料理の中からもう少し具体的な例を出したり、あるいは「食事をしたレストランで、その料理にどんな材料が使われているのか当てるのが得意なんです〜」といったようなちょっとした「自分なりの情報」をプラスしてみましょう。
そのキーワードがきっかけとなり、相手の中で「あのモロッコ料理の話をしていた子」という記憶がはっきりとすれば、「じゃあ、声をかけてもうちょっと話をしてみようか」といった具合にすすんでいきやすくなります。
婚活パーティーは「出会い」の場です。形としてカップリングはあるかもしれませんが、カップリング=「交際」というわけではありません。カップリングや連絡先交換をするのは、「もっと相手の事を知りたい」と思った時です。つまり、自分はこんなにスゴイよ、素敵よと売り込むのではなく、相手に興味を持ってもらい、好感を感じてもらい、「もう1度会いたい」と思ってもらうようにしていくのがポイントなのです。
短時間エレベータートークは苦手なアナタにも
とはいえ、こうした短時間トークはどうしても苦手、向かい合って座ってしまうと思ったようには話せないという人もいることでしょう。でも大丈夫です。婚活パーティーでも、いろいろなスタイルがあります。
じっくり話せる「お散歩」婚活パーティー
▲婚活パーティーの開催例
お散歩婚活は、ほぼ2〜3時間かけて観光スポットなどを巡りながら交流できます。異性と接する時間がたっぷりある事が人気の秘訣です。長時間一緒に居ると、自然体で接することができますよ。バスツアーよりも手軽で、参加費がリーズナブルなのも◎。
グループごとのトークで緊張しない「体験型」婚活パーティー
▲婚活パーティーの開催例
謎解き婚活やクッキング婚活などは、数人の男女グループにわかれて行うのが主流です。1対1ではないので、意識しすぎることなく、グループの中で会話をかわせるので気が楽ですね。緊張しやすいタイプの人にもお勧めです。
食事つき合コンスタイルなら自然な会話がしやすい
▲婚活パーティーの開催例
短時間トークが苦手なタイプの人は、そもそも相手と向き合うとそれだけで緊張してしまうようです。食事をしながら、お酒を軽く飲みながら、こんな「しながら婚活」は「異性と婚活している」事を意識しすぎずに済むのがメリットです。
(2014.11.17更新)