未婚や晩婚、少子化が進む日本ですが、平成22年の国勢調査では25~30%の人が生涯独身のままのようです。結婚や恋愛はしたいけれど良い縁に恵まれない。もしくは結婚はしたいけれど経済的な事情でできない。という人が増えている背景もあります。
マイナビで20代の男女に現在恋人がいるかというアンケートを取ったところ、はいと答えたのは約4割だったそうです。いないと答えた6割のうち、3割の人は婚活をしたいと思っているとの結果。しかし、実際に婚活している人は1割と少なめです。つまり、「婚活に興味はあるし結婚願望もあるけれど、実際には動いていない人が多い」という事ですね。その理由としては金銭的に余裕が無い。という人も多くいると思います。しかし、婚活は行動しなくては始まりません。お金がかかるという先入観を捨てて、今一度、そのコストを考えてみてはどうでしょうか?
婚活=お金も手間もかかるというイメージは間違い
結婚相談所の金銭と時間コスト
婚活といえば結婚相談所をイメージする人も多いと思います。結婚相談所はしっかりとしたサポートや紹介がある代わりに、初期費用は10〜20万ほど、年間の会費で更に10万程度、成婚時にそこから2~50万程と、かなりの資金が必要になってしまいます。年収600万〜1000万以上のハイステータスな方々ならば、難なく支払える金額かもしれませんが、働き盛りの一般企業サラリーマンにはちょっと厳しい金額です。
基本的にはアドバイザーにお任せできるので自分は返事や相談、お見合いに欠ける予定を確保するだけでOKですが、定期的な連絡やピックアップしてもらった異性会員をすべて見るのが手間だと思う人もいるかもしれません。効果はそれなりにあるがかかる金銭や時間も大きいですね。
ネット婚活の金銭と時間コスト
手軽といわれるネット婚活ですが、こちらは安いなりに出会いの質がかなり落ちてしまいます。連絡をとって実際に会うまでにかなりの時間と労力を必要とします。結局数万円かけた割にはなかなか交際になる出会いは見つからなかった。というケースが多いのです。
時間の面から見ても、かなりの労力が必要です。まずは相手を探し連絡を取り会う約束を取り付けるまで、男性ならば相当のテクニックや魅力が無いと難しいでしょう。結婚相談所やネット婚活は月額会費という形をとっている場合がほとんどです。となると活動しようがしまいが、毎月お金はかかってしまうわけですね。
婚活パーティーの金銭と時間コスト
一方単発参加型の婚活パーティーやお見合いパーティーですが、こちらは参加した分だけの支払いでOKなのがメリットです。男性で平均4000円〜6000円ほど、女性は男性の半額程度です。1回の金額は飲み会の会費程度で、結婚願望がある異性と連絡先を交換することができます。
時間も婚活バスツアーなどは半日がかりですが、通常は1時間半〜2時間半程度のものがほとんどです。1度きりならば後に引く事もなく、白黒はっきりした婚活です。出会いのクジを引きに行くようなイメージです。はネット婚活よりは費用が掛ってしまいますが、確実な出会いを求めるにはこちらの方が良いでしょう。
実際、婚活をしている人はどれくらいのお金を投資しているのかといえば、収入の約5%程の人が多いようです。月収20万ならば、月1万円。20代の人ならば現実的な数字なのではないでしょうか。この金額が高いか、安いかといわれると人それぞれの感覚になりますが、月1万円を節約しようと思えばさほど難しい事ではありませんね。婚活パーティーならば月に2回ほど、女性ならば毎週行くことができそうです。未来への投資と考えると割り切れるものです、自分のお財布と向き合って、無理のないように婚活を進めて行きましょう。