関東、関西、北海道から九州まで自治体が婚活を支援しているニュースをよく見かけます。糸魚川市では、年以上住民登録をしている人が結婚相談所ツヴァイに登録する場合、初期費用6万3840円を全額負担してくれるそうです。もっとも料金のハードルが高い入会金をカバーしてくれるので婚活のスタートが切りやすくなりますね。あとは月額費用のみでサービスが受けられます。
自治体が費用面でサポートするのは珍しい
特に地方では「お嫁さん不足」は深刻な問題です。地域活性の一環として、結婚をし家族を作って定住してもらうのが目的で婚活を支援するところはたくさんあります。でも、糸魚川市のように婚活専門業者と提携し、費用をサポートするところは珍しいですね。
他にも旅行や食事会のようなイベントを開催すると一部費用を補助したり、縁結びコーディネーターを市民から募集したり、さまざまな婚活サポートを展開しています。糸魚川市ではこれらの取組みの結果18組が成婚しているらしいので、成果は出ていると言えるでしょう。
より真剣に結婚を前向きに検討すると、結婚相談所の利用が考えられます。ただ、他の婚活よりも結婚相談所を利用するとなるとお金がかかるのが現実です。特に初期費用はまとまった金額なので、そこで躊躇する人もいることでしょう。自治体が助成金のように婚活を支援してくれるのはとてもありがたい試みだと思います。「婚活は考えているけど、結婚相談所に登録するのは……」とためらいのある人には入会金の支援というきっかけが理由になって「じゃ、ちょっと登録してみるかな」という気持ちになるかもしれません。
婚活にかけられる費用というのは人それぞれです。無料で始められるものに婚活サイトがありますが、顔の見えない交流では成功率が低く、数年以内の結婚を目指している人には難しいかもしれません。逆に成功率の高い結婚相談所は、上記にもある通り初期費用だけで5万〜10万、月額に加えて成婚時は10~30万ほどの金額が必要になってきます、これが高いか安いかは人それぞれでしょう。
婚活パーティーは自らの積極性やパーティーでのテクニックが必要となるものの、1回数千円とリーズナブルな料金で婚活ができるので、比較的費用対効果が高いと言えるでしょう。最近は全国対応の婚活パーティーも増えていますので、地方や田舎の人でも参加することが容易になっています。(参考:好印象を与える会話テク【男性編】)
なんとなく「婚活」を考え始めても、実際に行動にうつすまでは誰でも迷ったり、決めかねたりするものです。でも婚活は書いて字のごとく「結婚活動」、活動しないと異性の相手との出会いも実現しません。自治体が婚活を後押ししてくれるのは、嬉しいニュースですね。