婚活、といえば当然の事ながらゴールは「結婚」。理想の結婚相手を探す活動を指し示す言葉です。 当たり前のように婚活は正式な結婚(入籍)が最終目標だと認識していますが、実は最近この結婚の形式にこだわらない、あるいは違う意味でこだわる人が増えているらしいのです。
事実婚や自由婚…結婚の形は様々
私たちが思う正式な結婚をするという事は、役所などに行って入籍届を出し配偶者としての位置づけを法的に認められた状況です。でも例えば、共に暮らすけれど籍は別々のままという「事実婚」や、同居にこだわらない結婚生活(別居婚)を求める人もいるんです。男女のパートナーシップというのは本当に様々なスタイルがあるのだなと思いますね。
事実婚の大きなメリットは夫婦で別姓を使える事です。例えば子供を持つ予定が無く、お互いに仕事が中心の生活ならば、入籍するメリットがあまり感じられないかもしれません。そんな方々には事実婚・自由婚という選択も良いでしょう。
事実婚を前提とした婚活もある
結婚相談所や婚活パーティーは籍を入れ正式な夫婦となる相手を探すためのものですが、事実婚向きの婚活もあるのです。東海地区で大手の「良縁会」という結婚相談所を運営している会社が、法律的な結婚だけでなく事実婚を望む人のための婚活サービスを開始したそうです。事実婚も入籍も別居婚も、それぞれ全てが「結婚」というカタチである事を踏まえてのサービスです。
結婚までの流れも人によって千差万別です。例えば事実婚として長く一緒に暮らした後、子供が生まれたり仕事を退職した事をきっかけに、入籍をする夫婦もいるでしょう。すでに子ども達も独立し、伴侶を亡くした人たちが結婚という法的な形にはこだわらないけど、素敵な相手と残りの人生を共に過ごしたい場合に事実婚という希望を持つ事もあるでしょう。
どういう形の結婚がいいか、自由に選べるという点が大切です。出会いの場を提供する婚活サービスの中で、法的な結婚のみにとらわれず、広い意味でのパートナー探しをお手伝いするサービスが出てきたのは当然と言えば当然かもしれませんね。パートナーと生きていく上で事実婚や別居といったさまざまなスタイルを考え、自分の中でもっとも理想的な夫婦の形を確立できるようにしたいですね。
一方で、事実婚はデメリットが多いのも事実です。法的には夫婦とは認められず周囲の理解を得られないケースもあるでしょう。まだまだ日本ではなじみのない「事実婚」。子供が欲しいと思っているのならば、事実婚によっていくつもの問題を抱えてしまう事もあります。「普通の家庭を築きたい」そういった願いや希望がある人の婚活ならば、結婚相談所や婚活パーティーなどで「入籍・結婚」をゴールに進めるのがベターでしょう。