婚活中の男女は基本的に社会人。いずれかの企業や職に属し、社会人生活を送っています。勤めている会社や配属先、職種によって、独身男性が多い所や独身女性従業員が圧倒的多数の職場があります。こうした男女の出会う機会の少ない企業に向けて、企業単位での「婚活パーティー」を開催する「企業間婚活」が新たにスタートしています。
司会進行のないフリースタイル婚活パーティー
この企業間婚活はマハローという会社が企画していて、例えば食品業界、サービス業など、同業種の企業間をとりもち、婚活パーティーをセッティングしてくれるサービスです。「結婚相談所ともイベント会社とも違う、自然に出逢う婚活フィールド」がテーマです。
勤務体系や給与体系が共通する同業種同士の男女なら「お互いの事がわかりやすい」「安心できる」「仕事のことが理解しやすい」と出会いから結婚までスムーズに進めるところがメリットですね。同業種とは正反対の「異業種婚活」も行っています。普段なかなか出会うチャンスのない、まったく違うジャンルの人と出会えて知らない世界を知ることができます。
異業種企業間でも、職種が一緒(営業職同士、人事部同士、職人同士など)という共通点を作って婚活パーティーを開くという事もあるそうです。共通点が多ければそれだけ会話もはずみそうですね。企業での申し込みですので、身元保証もしっかりしていて安心です。また一般的な婚活パーティーとは違い、司会進行のないフリーなパーティーですので、プロフィールやステータスにとらわれず、相性や雰囲気を重視した婚活ができます。
企業間交流イベントは、「安心して婚活にのぞめる」「信頼できる身元保証」「共通の話題も多いから楽しめる」と参加者の評判も上々のようです。ただ、気軽に参加しにくいのがデメリットです。個人的に活動するのならば気軽に申し込めるお見合いパーティーの方が、自由にフットワーク軽く行動できるでしょう。
異業種交流会は昔からありますが、さらに一歩すすんだ「企業間婚活」。従業員に対するこうしたサービスを提供する企業が増えていけば、職場による「既婚者数の差」も縮まるでしょう。また、「婚活ってどうなの?」と消極的な人たちも会社単位での参加となれば「ちょっと行ってみるかな」とより多くの人が積極的になれるかもしれませんね。