結婚「適齢期」なんて言葉はもはや死語かもしれませんが、やはり年齢は婚活中の男女にとって気になるトピックですね。婚活の中心層はアラサー世代と言われています。結婚したカップルを見ても、最も多いのは3歳〜5歳幅程度で28歳〜35歳位の「男性が年上×女性が年下」のペアでしょう。
でも10歳以上の年の差カップルも多いですし、最近は姉さん女房も増えています。では実際にこれから結婚しよう、結婚したいと考えている男女のストライクゾーン「恋愛対象の年齢層」はいくつぐらいなのでしょうか?
結婚意識調査の結果…年が離れているのはアリ?ナシ?
ゲストハウスウェディングを展開しているアニヴェルセルが行った結婚意識調査の結果です。
『年の差婚』ってどう思う?
「13歳以上の年の差」もOK
- 男性18%
- 女性26%
若干、女性の方が「男性とかなり歳が離れていても問題なし」と思っているようですね。確かに15歳差があったとしても男性が年上の場合はさほど驚かれませんが、女性の方がかなり年上となると周囲の反応も微妙に変化するような……。いずれにしても10歳幅位までは男女共に「恋愛対象」と思っているようです。
男性は「何歳年上の女性までOKなのか?」
- 「4歳以上年上でもよい」35%
- 「4歳以上年上は難しい」39%
という結果が出ています。しかしこれも「女性が年上でも良い」と考えると、合わせて90%以上の男性が「姉さん女房」でも大丈夫という結果になります。
最近の婚活や恋愛意識のトピックとして、年の差婚や姉さん女房(女性が年上)がよく取り上げられています。晩婚化もすすんでおり、これまでの「男性が2〜5歳年上カップル」からよりいろいろなペアの誕生が増えているというのが実情のようですね。
つい最近も俳優の西島秀俊さんの結婚が話題になりました。「女性が結婚したい俳優」トップの西島秀俊さんですが、16歳年下の女性とのまさに「年の差婚」です。男女共に結婚相手との「年齢差」が、年上だろうが年下だろうが「その幅は広がりつつある」と言えそうです。
「話題の年の差婚」人気の理由は……
「15歳以上年上でもいい」女性が増えているのも事実です。
- ひと回り以上離れているので甘えられる
- 年の差が大きいのでケンカにならない
- 若い嫁が自慢らしく、何をしても怒らない
- それだけの差があると男性の経済的余裕も大きく、ライフスタイルが安定している
- 夫の両親の年齢も高く、若いお嫁さんに優しい
とはいえ、前述の西島秀俊さんのようなアラフォー男性ばかりではありません。また相手の年齢がかなり上という事はそれだけ早く「定年」や「老後」がくるという現実も認識しておきましょう。
これは他の調査結果ですが(明治安田生活福祉研究所)年の差婚について、下記のような結果も出ています。
- 男性は年齢が上がるにつれて「年の差婚肯定派」が増える
- 女性は年齢が上がるにつれて肯定派が減少する
例えば45歳の男性が25歳の女性と結婚するのはあまり違和感がなくても、45歳の女性と25歳の男性の結婚となると周囲の反応もかなり違うようです。
年齢・年代別で出会える婚活パーティー
PARTY☆PARTY「恋する3歳幅・3ヶ月以内にお付き合いを考えている社交性のある人」
対象:男性 31歳〜34歳 女性 28歳〜31歳
「3歳幅」でかなり年齢層を絞り込んでいる婚活パーティー。まさに「同年代」の出会いが叶う婚活パーティーです。
PARTY☆PARTY「20代限定 大卒男性限定パーティー」
対象:男性 20歳〜29歳 女性 20歳〜29歳
完全に20代オンリーに絞った婚活パーティー。20代から参加できる婚活パーティーはたくさんありますが、29歳までに限定している「完全な20代同士の出会い」となるとあまり多くないので、早めの婚活スタートを希望している男女にオススメです。
シャンクレール「姉コン!年下男性×魅力的な大人女性編」
対象:男性 25歳〜33歳位 女性 30歳〜39歳位
流行の「姉コン」です。年上女性×年下男性を対象としています。
シャンクレール「頼れる年上男性×30代女性」
対象:男性 40歳〜53歳位 女性 30歳〜39歳位
「年上男性×年下女性」対象の婚活パーティーはとても多いのですが、シャンクレールの場合は女性が「30代で」さらに男性が年上という珍しいパターン。かなりの年の差婚もありそうです。
シャンクレール「40・50代中心』婚活パーティー
対象:男性 43歳〜59歳位 女性 40歳〜55歳位 熟年世代向けの婚活パーティー。女性は40歳からですから、アラフォー女性で真剣婚活を考えている場合、逆にこの年齢層だと「若い女性」に入るので婚活がうまくいきやすいといったメリットもあります。
クラブチャティオ「30代〜40代中心のラブストーリー編」
対象:男性 35歳〜45歳 女性 35歳〜45歳
年齢層は10歳幅と広いのですが、男女共に「35歳から」参加基準というのが比較的珍しいスタイルです。20代女性が参加しないので、特にアラフォー女性にとっては参加しやすいパーティーですね。
婚活で「年齢」がこだわり条件になるポイント
相手に対する「条件のこだわり」に年上に限定されやすい
女性の希望として多いのが「男性の収入が高く」「自分をリードしてくれる頼れる」男性です。となると、どうしても年齢も高くなります。
価値観の一致を見やすい同世代
いっぽうで「気軽に話しやすく」「共通の話題も多い」そして価値観が似ているという所で「同世代がいい」と希望する人もたくさんいます。価値観や育って来た時期が一緒の人との方が結婚生活もうまくいくと考える場合には同世代の相手を希望するようです。
人気急上昇中の「アラフォー男性」
年の差婚の代表格として「10歳以上離れていても」40歳代の男性との結婚を希望する女性も増えています。そのぐらい年上だと女性のワガママも全て包みこんでくれて、なおかつ余裕のある生活もおくれそうという気持ちがあるようですね。
姉コン系人気は密かに継続中
姉コン人気は「草食系男子が増えたので」リードしてくれる年上女性を望むと一般的に言われています。実際にはいろいろなケースがあるようで、実はハイステ系と言われる高収入男性の中にも「多忙な自分をカバーしてくれて、ワガママを言わない姉さん女房がいい」という人も多いのだとか。また、収入が低めの男性も共働き希望や相手にも一定の収入がある事が良いと思う人も多く、年上女性に対する人気はバリエーション豊富と言えそうです。
年代・年齢だけにこだわりすぎないで婚活パーティーに参加してみよう!
婚活の条件や希望の中でもっともわかりやすいのが「年齢」なんですね。そのせいか、まず参加者の対象年令を見て婚活パーティーを選ぶ人が多いようです。ただ、年齢に対する希望というのもけっこう「思い込み」による場合があるようです。
例えば、「私は甘えん坊だし、年上男性の方がうまくいくから」と毎回「年上男性×年下女性」の婚活パーティーに参加するよりも、時には幅広い年齢層を対象にしている街コンに参加してみたり、同世代の参加する婚活パーティーを選んでみて下さい。「○○タイプ」「○歳まで」といった条件をあまり絞りこみすぎると、なかなか「ピンとくる」異性と出会えないといった事もあります。結婚には直感やフィーリングも大切なので、条件としての「年齢」ばかりを意識しすぎない事もポイントになります。
結婚と年齢の関係についてのアンケートでも、実は最も多いのが『結婚に年の差は関係ない』という答えだという事もぜひ覚えておいて下さいね。
(2015.06.10更新)