話題のオタク同士が出会えるオタ婚についてインターネットを調べていると「タナカ系女子」「田中系」などという言葉が表れます。これは一体何なのでしょうか?
これはオタ婚について特集したスーパーJチャンネルの番組内で登場した一般女性の田中さんが語源となっているようです。彼女はオタクでは無いけれどオタ婚に参加した独身女性で、ここから非オタクだけどオタ婚に参加する女性のことを「タナカ系女子」と呼ぶようになったそうです。
この番組内で紹介されていたオタ婚パーティーで、彼女はオタクの男性を「言うことを聞いてくれそう」「真面目そう」などの理由で狙っていました。しかし結果は撃沈。すると番組の最後には「私の何がいけないの」「結構話してあげたのにって感じです」とオタクの男性に対して批判的に。こういった内容から「タナカ系女子」という言葉は一気に広がりを見せたようで、オタ婚に参加する際には「タナカ系女子」に注意しようという流れになったそうです。
彼女だけでは無く、オタクの男性に対してそういったイメージを持っている女性は少なくありません。実際に大人しい男性が多く、言うことを聞いてくれそうなタイプの男性も多いのかもしれません。ですから彼女を一方的に責めるのではなく、あくまでもオタク男性はそういった見方をされることもあると捉えた方が良いのでしょう。
一般的なイメージはあくまでもイメージであって、実際にはオタクと言われる男性もごく普通の男性が多いとも言われています。オタ婚に参加したことのある女性達から話を聞いてみても「ごく一般的な男性ばかりで、ただ趣味に関して非常に詳しい知識を持っている感じ」というコメントが多いのです。ですから、結婚を考えるにあたって自分が有利な立場に立ちたいからオタ婚で相手を探す、というのはちょっと違うのかもしれませんね。自分>オタクのような態度では、やはりカップルになるのは難しいのではないでしょうか。
結婚とはお互いにとって良い意味のものでなくてはなりませんし、オタ婚で相手を探す場合も同様です。条件が良ければ誰でも良い、そういう態度は婚活では一番危険なのです。
趣味を理解してくれる人と出会いたい
オタクの方たちがなぜ普通の婚活パーティーではなく「オタ婚」に参加しているのかを考えてみると良いかもしれません。彼ら、彼女たちは、結婚したいけれど自分の趣味を否定されたくはないのです。自分の趣味を共有できるような人と出会えれば最高ですし、共有まではできなくとも理解してくれる異性と出会いお付き合いしたいと思っているのではないでしょうか。
実際に、オタ婚で知り合って結婚した夫婦たちはとても仲が良いそうです。共通の趣味を一緒に楽しめるし、何より価値観が似ているから長続きするとのこと。タナカ系女子的な考えをもって参加するよりは、相手への理解を示せる人が参加した方が良いかもしれませんね。