
野球観戦婚活パーティーに参加して、自分が彼女と出会ったときのことはよく覚えています。お見合いパーティーに参加して、女性から誘われたのはこの時が初めてでした。10名ほどいた女性の中でも、正直彼女はパッと見た目から目立つタイプではありませんでした。でも話してみたら、とても声がかわいかった。ちなみに、女性陣の中で「ちょっとどうかなぁ」って首をかしげたくなる人が若干1名ほどいました。
その女性は、なんと応援球団のハッピ着て、なんかメガホンみたいの持参(笑)野球観戦だからそれでもいいんだけど、一応「婚活」なんだから、そこまでしなくても、ねぇ。でもそこが男女の縁の不思議なとこだと思うけど、男性の参加者にもひとり、すごい熱心なファンがいたみたいで。
彼がその女性と盛り上がって話し込んでましたから。自分から見たら失敗だろ、って思う女性なんだけど、世の中にはちゃんと「相性のあう人」ってのが存在するんだなぁって別の意味で感心しました。他の女性は普通のお見合いパーティーよりはカジュアルな感じで、僕の彼女はシャツにスカートみたいな格好だったかな。
すっきりまとめた髪の毛が清潔感があって、なんていうかとても普通な感じが良かったです。フリータイムもドーム球場が後半戦に入って盛り上がる雰囲気の中、けっこうざわめいているから周囲も気にならず、彼女と話せました。たまたま勤務先が近いのにも驚きつつ、これはやっぱり縁があるのではないか、と心躍りました。このときも自分はあまり話せなかったです。ただ、聞き上手であろうとは努めました。
それと正直に「女性と話すのはあんまり得意じゃないんだけど、でも、本当はこうして話せるとすごく楽しいと思ってるんです」と伝えました。このひとことが伝えられると、すごく気分が楽になります。彼女も笑いながらうなずいてくれたし。それからは彼女がひいきの野球チームの解説してくれたり、そのうち自分も気が楽になって「実は野球ファンというほどでもない」なんて打ち明けちゃったりした(笑)
そしたら、彼女が「だったらこれからこのチームのファンになってくださいね」と言ったんです。「なるつもりです。というか、なります」とようやく自分が答えたら、彼女がこう話しかけてくれたんですよ。だったらよかったら、また一緒に見に来ませんか。今度は私、お弁当でも作ってきますから外野席でのんびり見てもいいし」
……これって誘われた?誘われたってことですよね!