スタッフ:「それではパーティー開始します。よろしくお願いします。」
いよいよ婚活パーティーのスタートだ。スピーカーからスタッフの声が聞こえ、パーティーの大まかな流れを説明される。
目次
個室婚活のトークタイムが始まった!
パーティーの簡単な流れ
- 1.トークタイム
初めにiPadを見ながら6分間のお話しタイム。 男性は、番号の一つ大きいお部屋に移動してください。
- 2.いいなアピール
好印象だった相手を選ぶ時間。
- 3.カップル希望タイム
最終的にカップルになりたい相手を選ぶ時間。
女性陣とのトークタイム
最初に話す女性は、もちろんお隣の女性だ!
1番目の女性(深キョン似の女性)
職業が航空管制官と物凄く珍しい職業の女性でビックリしたのを今でも覚えている。見た目は、普通の大人系ギャルファッションで本当に航空管制官なのか半信半疑だった。人は見た目で判断しちゃダメ!って良く親に言われたのをふと思い出した。
俺:「こんにちは!よろしくお願いします。」
深キョン似:「よろしくお願いします。趣味がフットサルなんですか?」
俺:「そうですね。会社のサークルみたいな形でやってます。」
深キョン似:「楽しそうですね!私はスポーツはあまりやらないので、スポーツが趣味の人がうらやましいです」
俺:「そうですか?」
俺:「ところで、航空管制官をしているって事は、英語とかペラペラなんですか?」
深キョン似:「ペラペラじゃないけど、普通ぐらいです。」
俺:「やっぱり留学とかしてたんですか?」
深キョン似:「カナダの方に留学してました。」
俺は彼女の様な職業の方と出会った事がなかったので、興味津々でついつい仕事の話を聞いてしまった。本当はあまり仕事の話とかしない方が良いかもと思ったけど、航空管制官の苦労話とか気になってしまって思わず聞いたりしてしまった。もし彼女と付き合ったら、飛行機の話とかばかりして楽しい日々が過ごせそうだなって思った。仕事の話は婚活パーティで一方的に喋るのはNGだけど、意外と話題として悪くないな。一生懸命働く女性は格好いい。
3番目の女性(ほ〜へ〜子)
ある意味記憶に残った女性は、ほ〜へ〜子ちゃんは、相槌がすごく印象的だった。
ほ〜へ〜子:「年末年始は実家に帰るんですか?」
俺:「今実感なので、帰省とかないんですよ。」
ほ〜へ〜子:「ほ〜。一人暮らしとかあまり考えないんですか?」
俺:「今のところは別に考えてないですね。」
ほ〜へ〜子:「じゃ結婚してからも実家ですか?」
俺:「いや。結婚したら家を出ると思いますけどね。」
ほ〜へ〜子:「お仕事は何をしてるんですか?」
俺:「IT関係です。何をされてますか?」
ほ〜へ〜子:「私は、医療事務をしてます。」
俺:「医療関係ですか〜。」
ほ〜へ〜子:「IT業界だと職場に出会いとかありそうじゃないですか?」
俺:「いやいや!ないですよ〜。そちらこそあるんじゃないですか?」
ほ〜へ〜子:「職場は病院なんで、大奥ですよ(笑)」
俺:「は〜。それはそれは大変そうですね〜。」
彼女との話の内容よりも、「ほ〜。」「へ〜。」とか言う相槌が気になって仕方なかった。俺の話をちゃんと聞いているのか?と思ってしまった。反面教師じゃないが、俺も良く「へ〜」とかよく言う癖があるので、そういうリアクションしない様に気を付けようと思った。
6番の女性(散歩が趣味のサンちゃん)
埼玉の方で医療事務している方で、なんとなく芸能人の長澤まさみの似ている女性だったのでちょっとドキドキしてしまった。特に笑った顔が似ているって、周りの友達から言われるそうだ。
俺:「おっ!俺と同じB型ですね!」
サン:「友達はB型の方が多いですか?」
俺:「B型とO型が多いです。それ以外の血液型の友達は少ないです。」
サン:「あっ!一緒です!」
俺:「特にAB型の方とは全くと言っていいほど性格が合わないですね。」
サン:「そうそう!私もそうなんです!(笑)」
俺:「AB型の女性がいたら、距離を置きますもん。」
サン:「ですよね。じゃあねって感じですよね。」
同じ血液型のサンちゃんは、話がしやすいというか会話のペースが似ているなって思った。そういう意味では、もしデートしても付き合ったとしても心地よく過ごせそうだなって思った。やっぱり、付き合っていく上で会話のペースが合うっていうのは大切だと思うので、そこを女性を選ぶ基準にしたいと思う。
俺:「ところで、職場には出会いないんですか?」
サン:「ないんですよ。既婚者が多いんです。しかも、みんな40代、50代なんですよ。」
俺:「そうなんだ〜。」
サン:「職場に出会いないんですか?」
俺:「全くです!いたとしても職場の女性には恋愛感情を持たないようにしてます(笑)」
サン:「そうですよね。気持ちわかりますよ。なんかトラブルがあったら会社に居にくいですもんね。」
俺:「そうなんですよ!」
サンちゃんの職場は、おじさんや既婚者が多くて出会いがないらしい。サンちゃん以外の参加女性も職場に出会いがないから婚活パーティーに参加している方が大半だった。そもそも、職場は仕事をする場所なので、出会いを求めてはいけない気がする。
7番の女性(温泉が好きなモリ子ちゃん)
都内で働くバリバリの28歳のOLで、見た目的には、キレイ系なワンピースを着た方でちょっと色っぽかった。彼女は旅行で温泉に行ったり、たまに海外も行ったりするそうだ。そんな旅行好きなモリ子ちゃんとの話題は、旅行が中心だった。
モリ子:「海外旅行が好きなんですか〜?」
俺:「そうですね。昔バックパッカーでヨーロッパを横断してましたよ。」
モリ子:「羨ましい!じゃ大きなリュックを背負っていたんですね?」
俺:「そうなんですよ。でもそれは大学生時代で、社会人になってから行けてないですけど。」
モリ子:「海外旅行に行って、トラブルとかなかったですか?」
俺:「クレジットカードとかスキミングされて残高がゼロになって大変でしたよ〜。」
モリ子:「え〜っ!大変でしたね。今は、何が好きなんですか?」
俺:「なんだろうな。旅行番組とか見たりするとかですかね。」
モリ子:「今はすっかり落ち着いちゃったんですね(笑)」
彼女は、他の参加者の誰よりも声がハキハキと話す方で聞き取りやすかった。もしかしたら職業が営業なのかも知れないな。お互い旅行好きだから話も盛り上がったし、彼女に悪い印象は与えなかったと思う。
3名の女性に。届け!俺の“いいなアピール”
全員の女性と一通り話し終わると、気になる女性を絞り込むという「いいなアピール」という時間になる。いいなアピールでは、気になった3人の女性に対して、タブレットを使って「あなた事が気になってます!」という気持ちを伝える事が出来るのだ。
操作方法としては、タブレット画面の左側にいいなアピールに使用するボタンがあり、それをタップすると参加女性のリストが表示されるので、気になる女性の名前を1位から順番にタップしていくだけだ。
1位の次は2位、その次は3位となる。もし間違えてしまったら、右上のクリアボタンをタップすればすべてリセットされるので再度1位から順番にタップしていけば問題ない。
俺がいいなと思った女性ベスト3
- 1位:サンちゃん
- 2位:モリ子ちゃん
- 3位:深キョンさん
カップリングタイムへ!
続いてカップル決めで、まず画面左下のカップル希望をタップする。すると、さっきいいなアピールした女性の名前の横にライバル状況が書かれていた。(先ほどの画面と見比べてもらうと分かりやすいと思う)
例えば、俺が1位2位に指名した女性は、とてもライバルが多いらしいのだ。なんてこったー!!(笑)3位の女性はライバルが少ないというのは、不幸中の幸いだけど、やっぱり1位2位の女性とカップルになりたい!
カップルになりやすいのは、明らかに3位の女性だが、冷静に考えるとカップルになるのが目的じゃない事に気づいた。俺は、好きな女性とカップルになるのが目的なのだ!だから、やはり希望の順位は変更せず正々堂々といいなアピールと同じ女性でカップル希望を提出。
俺がカップルにしたい女性ベスト3
- 1位:サンちゃん
- 2位:モリ子ちゃん
- 3位:深キョンさん
それにしても、ライバル数の表示はハイテク機能だ。タブレット端末を使った婚活パーティーならではの機能と言えそうだ。
カップル発表の待機時間はアンケートを記入した。
カップリング希望を出した後は、また1分ほど待機時間。結果が出るまでの間、アンケートの協力をお願いされた。アンケートとの内容としては、次のような項目で考え込むような設問はなかったので楽チン。
- お話ししやすかったですか?
回答:とても話しやすかったです。
- 一番良かった・記憶に残ったスタッフを教えて下さい。
回答:特になし
- こんなパーティー作ってほしいなど。
回答:WEBデザイナーの女性限定や公務員の女性限定など職業縛りのあるパーティー。
アンケートは、後程スタッフにマンツーマンで回収されるので何も書かないと心苦しいかと思います。
いよいよカップリング結果発表!
カップリング集計が出ると、スタッフからタブレットの左下の結果発表ボタンを押すように指示があった。この結果発表ボタンは、さっきまでなかったのでカップリング結果専用なのだろう。タップすると今日カップルになれたのかどうかがわかるので、ちょっとだけドキドキするものだ。さぁどうだ!と思い切ってタップしてみた!
「ガーーーン!」画面を見たらなんともいえない気持ちになった。なぜなら画面に「残念ながら今回はカップリングが成立しませんでした。」という哀しいメッセージが表示されたからだ。つまりカップリング不成立だったのだ。1位希望にしたサンちゃんと良い雰囲気だった気がしたけど俺の勘違いだったのかと凹むしかなかった。
ただ、その下に「ですが・・・1名の方からカップル希望が届いていました!次回のパーティーで、素敵な相手を見つけてくださいね!」と心温まるフォローが書かれていた。それを見て、「その1名って誰だよ〜!今からその女性とカップルにしてくれませんか〜?」と心の中で叫びたかった・・(苦笑)
婚活パーティー終了後は?
以上で婚活パーティーが終了。終了後は、カップルになった人とそうでない人とでは流れが違う。
- カップルになった人 ⇒パーティー会場を出て、1階の出口付近でカップルになった女性と再会出来る。
- カップルになれなかった人 ⇒パーティー会場を出て帰るだけ。
今回は惜しくもカップルになれなかったけど、色々な女性と話が出来て楽しかったし、俺のトークスキルも少しだけ上達したかもしれない。例えば、会話の中で相手の名前を呼ぶようにした。「趣味は何ですか?」じゃなくて「○○さんは、趣味は何ですか?」と聞いたりするだけで、相手はドキッとするらしい(笑)ただ、まだまだ話し下手なのでもっと勉強が必要だ。
個室婚活を終えてみて。やっぱり俺は個室型婚活パーティーが好き!
俺は、基本的に異性と真剣に二人で話す時は、周りの雑音や視線はない方が落ち着いた。例えば、エレベーターの中で会話する際に、周りに誰かいると話しにくいって言うのと一緒だ。
それに個室型じゃないと、どこで誰が話を聞いているか分からない。自分の仕事、住んでいる場所とか、横の誰かに聞かれる可能性もあるのだからちょっと怖い。そういう事もひっくるめて、俺は個室型婚活パーティーが気に入ってるのだ。
逆に言えば、そういうのを全然気にしない方は、個室型婚活パーティーに拘る必要もなく合コン型や大人数型の婚活パーティーなども選択肢に入れても良いと思う。さらに言えば、街コンなどの超ビッグな婚活パーティーもいいかもしれない。