パーティー開始時間になったらスタッフからパーティーの説明が始まった。
スタッフ:「それでは、男性の皆様ナンバープレートをお付けください。お荷物が邪魔な方は、棚をご用意していますので、そちらにお預けください。」
俺は、手元にあったナンバープレートを胸元に付けた。クリップ式なので、胸にポケットがある洋服を着てくれば良かったなと思った。その方が見た目的にもピシッと曲がらずナンバープレートが付くし、ボールペンとかもポケットに入れられるので便利だ。
目次
女性と会話スタート
女性との会話は立ち話形式で進む
スタッフ:「短いお時間となりますので、ご起立ください。女性の皆様もお話ししにくいようでしたら、ご起立ください。では、お時間スタートです。」
俺は、さっきから横に座っていた女性の方をチラッと見た。最初だけあって凄く照れくさかった。横の女性とプロフィールカードを交換し、相手のプロフィールカードを見ると職業がSEだった。正直SEには見えないほどオシャレな服装をしていたのでビックリした。人って見かけじゃわからないなって思った瞬間だった。
オシャレSEとの会話
オシャレSE:「こんにちわ!」
俺:「こんにちわ!」
オシャレSE:「今日は、参加者がすごく多いですね!」
俺:「本当ですよね!楽しみじゃないですか?」
オシャレSE:「そうですね!今日は、どちらから来られたんですか?」
俺:「神奈川の横浜です。埼玉のどの辺でしょうか?」
オシャレSE:「北千住の辺です。ご職業はIT関係なんですか?」
俺:「そうですね。大変です!どんなご職業ですか?」
オシャレSE:「私はSEなので、お互い大変ですよね!デートに行きたい所は、相手が行きたい所なんですか!?優しいですね!(笑)」
俺:「ですか?ただ、どこでもいいって感じなんですけどね。」
オシャレSE:「そういう事ですか!?」
どうやら、どんなところにデートにいきたい?という質問に対する俺の回答がウケたようだ。結構笑ってくれたので、その場が和んでよかった。相手が笑ってくれるような珍解答をプロフィールカードに書くのはテクニックかも知れない。
こんな感じで会話が進み、2、3分で次の女性と会話するのだ。何処から来たの?どんな職業なの?って話をしたらあっという間にタイムアップだった。会話下手な俺としては、逆にこのぐらいの長さの方が都合が良かった。話すことがなくなって無言の時間があるよりマシだからだ。
好印象だった女性たち
- 広告代理店に努めるロシア人女性
⇒日本に住んで10年以上らしく日本語ペラペラだった。見た目的には、ぽっちゃりしたシャラポワって感じで可愛らしかった。ついつい日本語上手ですねとか当たり前な質問をしたりしまったので、もう少し皆が聞かないような質問をすればよかったかなって思った。
- スペイン語ペラペラの看護師さん
⇒俺自身スペインが凄く大好きで、スペイン語に挑戦したこともあるほどだ。こちらの看護師さんは、昔スペイン留学したことがあるらしくスペイン語がペラペラで尊敬してしまった。この女性と一緒にスペインに旅行に行ったら、会話に不自由なく観光とか楽しめそうだなって妄想してしまった。
- ピアノ講師なのに、ロック大好きな女性
⇒音大出身という事で、音楽とか美術館とか大好きらしい。この女性とお付き合いしてもし子供が出来たら、子供にピアノ教育とか任せられそうだなって思ってしまった。俺は、音楽音痴だからそういう人が憧れてしまう。
女性陣とのトークタイムが終了
キューピッドカードとファイナルカードの記入タイムに突入!
キューピッドカートには、連絡先を渡したい女性の番号と、ご自身の番号&連絡先を記入できる。そのキューピッドカードは、スタッフを介して相手の方に届けられる仕組みだ。ちなみに、お話し中に直接手渡しても大丈夫らしいが俺は恥ずかしくてできなかった
スタッフ:「先ほどご記入いただいたキューピッドカードは今お相手様にお届けしています。スタッフから、キューピッドカードを受け取った方は、右側の番号がご自身の番号とお名前でお間違いがないかご確認をお願いします。」
げっ!俺に一枚もキューピッドカードが来てない!ファイナルカードに誰を書いても可能性ないじゃん!(笑)
そのままファイナルカードの記入へ!
スタッフ:「続いてファイナルカードをご記入下さいませ。ファイナルカードには、もう一度会ってお話ししたい方の番号をご記入いただきます。」さっき誰からもキューピッドカードを貰えなかったので、正直誰にファイナルカードを書いてもダメだなと思った。
だけど、何も書かないのは時期尚早だと思って気になる女性ベスト3を書いてスタッフに渡した。願うような気持ちだった
カップリングの集計結果待ち
あまりに集計結果が出るまで暇なので、横の女性とたわいもない話をしたりしていた。
俺:「今日は、どうでしたか?」
女性:「私2回目なんですけど、今日みたいな人数が多いのは初めてで、誰と何を話したか分からなくなっちゃいました。」
俺:「そうですよね。さっきキューピッド貰ってませんでした?」
女性:「はい、貰いましたけど、その人の顔が思い出せないんですよね。」
俺:「じゃ、その人をファイナルカードに書いてないんですか?」
女性:「そうですね。顔が思い出せないので、その人は書いてないですね。」
俺:「そ〜なんですか1?俺は、結構キューピッドカードをくれた方の番号をファイナルカードに書いちゃいますけどね。カップルになりやすいし!」
女性:「前回参加した時は、パーティー前に相手のプロフィールシートがあったの分かりやすかったんですけどね」
俺:「へ〜!なるほどね。ところで、今日は何してたんですか?」
女性:「今日ですか?ずーっと、家で本読んでました。」
俺:「俺は昼までずっと寝てました(笑)いつも休日は、昼まで寝ています」
女性:「私もそういう時ありますよ(笑)」
横の女性と話をしていたら集計結果が出たようだ。お互い脈なしな感じだったのでずいぶんとラフな雑談だったが、これはこれで気が楽でよかった。
スタッフ:「皆様!大変長らくお待たせいたしました!集計の結果が出ましたので、おひとり様ずつに封筒をお渡しいたします。お渡しした封筒の中に、ご自分の番号とお相手様の番号が書かれた紙が入っていた方は、本日カップリング成立となっています。成立された方は、パーティー終了後に建物1階にてお相手様とお待ち合わせ下さい。」
渡された封筒の中を恐る恐る見てみるが、番号が書かれた紙は入っていなかった。やっぱりな!予想通りカップリング不成立だった。キューピッドカードを誰からも貰えなかった時点で勝負は決まっていたのだ。
スタッフ:「以上をもちまして、パーティーは終了となります。大変人数が多いので、まず1〜10番様の男性からご退出をお願いします。」
参加人数が多いので、何人かに分けて退出することになった。確かに、全員が同じタイミングで退出したらエレベーター前で大渋滞だし、気の利いた司会進行だと思った。
俺は、荷物棚から自分の荷物を持ってエレベーター前に行った。途中、受付を通るときにナンバープレートを返却した。運が悪いことに、エレベーターが全部1階近くだったのでなかなか来ない。気が付けばエレベーター前には、男性参加者だらけ。
「一体この中に、カップル成立した人は何人いるのだろうか?」と、そんな事を考えながら1階に降りた。カップルになれなかった俺は、建物1階で女性と待ち合わせ出来ないので、さっさと帰ることに。他の参加者がカップルになったのか気になったが、俺は後ろを振り返ることなく新宿駅方面に向かった。
個室メガお見合いに参加してみた感想
一言で言えば、一度に大勢の女性と出会えたのでとっても満足だった。
個室メガお見合いのメリット
まわりに気にせず落ち着いて会話が出来る事!
⇒個室じゃないパーティーだと、周りの話声が良く聞こえたりと何かと気になる。個室だとそれがないから、相手との会話に集中できるのが良い。
沢山の女性と出会える事!
⇒プチお見合いという少人数型の個室パーティーだと、大体7、8人の女性と出会える。それに比べ個室メガお見合いの場合は、最大30人の女性と出会える。
横並びだから会話しやすい事!
⇒他のパーティー会社だと、対面で話す事がほとんどで、結構緊張してしまう。カウンター席の様な横並びだと、心理的にも話しやすいのだ。
カップルになれなかったけど、また参加したいと思えるパーティーだった。
暫くは個室メガお見合いをリピートしそうだ。(笑)