20代前半と言うとまだまだ社会人になりたての時期です。もしくはまだ学生として準備期間の人もいるでしょう。これからまだまだ経験や勉強を積んでいく年齢です。しかし、就職活動と同時に婚活も始める女性が増えているとのことです。
実際に、大手結婚相談所では27歳以下の女性向けの低価格コースの提供を始めて以来、24歳以下の入会者が前年度より3割ほど増えているようです。更に、近頃は20代の半数が登録しているフェイスブックを利用した婚活アプリ「Pairs」の人気が高く、登録者数では有名な婚活サイトユーブライドの80万人を超える、100万人を突破したのだとか。早い段階から結婚を意識して婚活を始める人が増えているのですね。
女性の半分以上が「専業主婦」を希望している
若い世代の婚活女子たちは、専業主婦への希望が強いのだとか。「しっかりと育児や家事をしながらも、趣味やお稽古事を楽しむ余裕が欲しい。」と考えている人が多いようです。それ故に早い段階から婚活をして、ハイステータスな男性との出会いと結婚を夢見ているのでしょう。
「出来るならば専業主婦になりたい」と思っている女性は全体のほぼ半数です。しかし、その中で「実際に専業主婦になれるかどうか」という問いには、「多分なれないと思う」という答えが7割近くを占めていました。
女性側はできれば働きたくないと考えている人が過半数ですが、男性側の意見としてはどうでしょうか。「結婚後も共働きしてほしい」と答えている独身男性は8割にも上ります。うち3割はフルタイムで働いてほしいと思っているそうです。逆に、既婚男性になると、妻には育児や家事に集中してほしいと考える人が多くなります。やはり結婚してみると主婦や母親の仕事の大変さを実感するのかもしれません。(参考:婚活男性が結婚相手に求める「三等」とは)
若い婚活女子たちは同年代男性の年収をしっかり把握していて、専業主婦になることの難しさを理解しています。就職氷河期、不景気な時代に育ってきた事もあり、将来に不安を持っている人も多くいます。納得いく婚活に時間がかかることを分かっているからこそ、早い段階から婚活を始めているのでしょう。
まだ早すぎる、焦らなくても…。と思う人が多いと思いますが、20代の婚活女性にとっては後悔しない結婚生活を思い描くために今から活動しているのですね。実際にハイステータス男性×Under30女性等の婚活パーティーも増えています。専業主婦になれる事を第一条件としている女性も多いので、「年上でも気にならない、むしろ同年代は年収が低いために対象外だ。」と考えている人も多いのだとか。
現実では共働きの家庭が3〜4割のようで、この数値は年々増えています。専業主婦でいたいという気持ちと、現実の経済的な問題は上手く行かないようです。そういった面から考えると、やはり「働ける女性」は婚活でも大きな強みになるのではないでしょうか。
婚活パーティーでも仕事を頑張っている自立した女性は男性からも好印象。いざという時に共働きできる技術やスキルを持っているのはとても心強いですよね。長い結婚生活では何があるか分かりません。万が一自分が働けなくなってしまっても支えとなれるしっかりした考えの女性であれば、安心して家庭を築いていけると思います。