
では、いったい「失敗しない結婚相手」ってどういう人なんでしょう?実際に失敗した体験のある私には、「こういう相手はダメ」という条件なら山ほど出てくるのでした。
まず第一に金遣いが荒くないこと、当然ギャンブル癖はないこと。一定以上の収入は欲しい。(もうお金で苦労はしたくないので)年収800万以下はダメだなって思いました。子どもが嫌いな人はダメ。仕事に誇りを持っていない人はダメ。(どういう職種でも仕事に生き甲斐がない人は結局、ギャンブルとか他の遊びに走るから!)もちろん酒癖が悪いとか暴力をふるうなんてのはもってのほか、です。
それから、神経質すぎる人も嫌でした。掃除や家事のやりかたにいちいち口を出す人とはやっていけないだろうと思ったんです。健康に大きな問題がある人もダメ。こちらがバツイチですから相手の結婚歴はさほど気になりませんが、お相手がご両親と同居というのも無理だろうと思いました。それから子どもたちの教育とかもありますから、あまりに違う環境はダメです。たとえば北海道とか九州とか言われるとやはり困ります。
不潔な人も同じ屋根の下で長く暮らすのは辛いものだし、ゲームオタクみたいな夫と暮らすのも嫌です。いっぽうで、まったくお酒が飲めない人っていうのも、なんとなくつまらないだろうなぁと思いましたし。
婚活は「条件の一致」だと思ったんです。結婚がひとつの「契約」だとしたら、契約にはさまざまな条件や約束があってしかるべきではないか、と思いました。恋だ愛だとのぼせあがって結婚を夢みるような年齢でもありません。自分の過去の失敗を考えれば考えるほど、「正しい結婚生活のありかた」には、相手が「こうあるべきだ」という法則みたいものばかりが胸に浮かぶのです。
だけど、そうしてプロフィールを見ながら条件と照らし合わせていくと、なかなか「良さそうな相手」が出てこないんです。というか、「あともうちょっと」っていう人ならいっぱいいるんです。でも理想の結婚相手、生活のパートナーとしてはリストのすべてをクリアする人がいないんですよ……。